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薩摩屋敷
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    初登場ひげです

    今回のセットはなんてことはない、普通の民家なのだ

    それが、とても奥深い

    日本家屋と一概にくくっても地方によってかなり違うんだな

    薩摩(宮崎県南部、鹿児島県)の場合は、漆喰といっても『わら』を下地に組むかどうか…

    勉強不足な所もあるけれど、普段漆喰の壁を作るときに、わらを練り込むか、先に『わら』を組んでその上に、地域の土(粒子の細かなもの)を塗っていく

    土壁は、夏は涼しく湿気を吸い込み膨らみひんやりさせ。冬は湿気を出しながら少しずつ乾燥して暖房効果がある

    その下地の『わら』は、稲から出来る物だ

    わらじや、屋根など、麻よりも安値で生活するうえでこんなに便利な物はない

    でも薩摩ほ国では、普段から『酒』を注文すると『芋焼酎』が出てくるところからして、『稲』は貴重品で、日本酒など定着しなかった背景がある

    ってことは、『わら』は使っていないかもしれない…って思っていたんだ

    それがね、日活のハシモトさんとそんな話をしていたら、『わら』は麦でも有り得るって言われたんだ

    たしかにそうだ。『麦わら帽子』ってそうだよね

    へ〜って感心してしまったよ

    もっと、勉強したい。美術は奥深く面白いね

    いわゆる『板』って木でしょ

    でも『木』だっていろいろあるわけだし

    使っている『板』で、そこん『家』の格式(裕福度も含めて)分かるんだね

    ふだん国営テレビの大河や、時代劇でふんだんに使われている『木』の内装や外装は

    使っている木の幅に、住んでいる人や訪れる人の関係性に現れてくるんだね

    今までの舞台もそうだったけど、セット建てて稽古すると役者の芝居が全く変わってくるんだな

    衣装もそうだけど、特に『空間』は大事で、実際に目に映るもので感覚が変わってくるんだよね

    なによりも、『匂う』って『放つ』と似ていて放射するオーラというか、漂う色が本物には敵わないわけで、それが古都や古刹の観光名所になっているわけで、舞台や映画やテレビで役者がそれを伝える事の困難さは、セットや音や映像や殺陣や所作や言葉なんかで補ってもらっているんだから、そこもプロの仕事がとても奥深い

    今日も稽古しながら、『におい』が出る芝居にしたいなぁって改めて思った

    補える事は自分たちの手や足を使って手を抜かず足を払われる事無く、自信たっぷりでやれるやれるように

    そういう作品にしたいな〜



    【2009.06.07 Sunday 00:25】 author : b9diary
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